またjewelries発売してほしいなっていう話

つい先日、アイドルマスター シンデレラガールズのアイドル喜多日菜子ちゃんがZAQさんの「エキストラレボリューション」をカバーしていて、ZAQさんの曲が結構好きな私としては個人的にめちゃめちゃテンションが上がったりした。
そして私が考えた事と言えば、またシンデレラガールズのCDシリーズ「jewelries」を発売してほしいなぁと。

 

というのも、私は担当アイドルの一人「服部瞳子」に歌ってほしい歌があるのだ。
以前、とあるPさんの企画にも送った事がある曲なのだが、その曲というのがあの無重力シャトルを書下ろしで楽曲提供してくださったゆずさんの曲「ヒカレ」という曲だ。

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この曲、まぁまぁ驚くくらいに服部瞳子にマッチする。

書いている私が言うのもなんだが、びっくりするくらいピッタリだと思うのだ。

 

 

※以下、服部瞳子コミュに関するネタバレがかなり含まれるので、まだ見ていないという人はまず自身の目で見るか、もしくは覚悟して見てほしい。

 

 

 

「ヒカレ」という曲はこう始まる。

 

どこかへ置き忘れた夢 遠い物語
「叶わない」そうやって自分に言い聞かせていた


服部瞳子を知っている人なら、ひょっとすると思うかもしれない。
あぁ、あれの事だと。
もう結構な方がご存じかとは思うのだがアイドル服部瞳子を語る上で外せないのはやはり、

「一度アイドルを夢見てデビューするも、鳴かず飛ばずで引退した」

という過去を持っている事だ。
その事がわかるセリフとして、デレステのメモリアルコミュ1で彼女は言う。

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後にこの「才能がない」と始めに言ったのは最初にデビューした際のPなのだと別のコミュでわかるのだが、彼女自身もそう思っていたようでメモリアルコミュ3で当時の直向きに努力し続けていた当時の悲痛な思いが見て取れる。

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――しかし、だ。
彼女はそう思いながらも、心のどこかではアイドルへの夢を諦めきれていなかった。

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引退を決意しながらも、彼女はどうしてもその夢を心の奥底では捨てきれなかったのだ。

それでも聞えてくる この声はどこから
心の奥で鳴り響く 

 
そんな彼女の元へ現れたのが、そう。
数々のデレステコミュの中でも屈指のイケメンと名高い(当狐比)服部瞳子担当Pさんである。

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Pさんは服部瞳子の可能性に、そして彼女の胸の奥底で燻っていた想いに気づいていたのか、諦めずに何度も、何度でもスカウトにやってくるのだ。
ともすれば、完全に怪しい客である。私が喫茶店のオーナーならまず間違いなく出禁にしていた。
それでもPさんはやってくるのだ。諦めずに。その度に服部瞳子は思ったのだろう。
また来たのか、と。

その時点で服部瞳子にとって、喫茶店の入店チャイムはPの訪れを告げる音…

つまり、アイドルとしての再スタートを意味する告げる音なのだ。

そして心の奥底ではアイドルへの夢を諦めきれず燻らせていた彼女は、その音を聞くたびに思ったに違いない。

「またアイドルに挑戦できるのだろうか? 今からでもまだ挑戦できるのか」と

 

始まり告げる音何度でも まだ間に合うかな

 

さあそんな彼女であるが、メモリアルコミュ2で最初のレッスンを受けた際の様子が見て取れるのだが、彼女は自分の不甲斐なさについ弱音をこぼしてしまう。

そんな彼女にPさんは「これから身に着けていけばいい」とフォローするのだが、その言葉が逆に彼女の不安を掻き立ててしまう。

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服部瞳子は一度デビューした経験があるとはいえ、25歳での再スタートはやはり早いとは言えない。
自分の他にもたくさん同じようにアイドルを夢見る若い子たちはいて、自分はその子たちよりも遅いスタートになってしまった。
きっと彼女の瞳にはそれが眩しく映った事だろう。

 

誰かが追いかける夢 僕を追い越していく
眩しくて目を背けた

 

そんな彼女の本音を、Pはばっさりと切り捨てる。

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しかし、それはただの無責任からくる発言ではなかった。

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服部瞳子をスカウトしたPという人物は、彼女に問いかけたのだ。

自分で立ち上がる意思はあるか? と。


以前私は「ガールズ・イン・ザ・フロンティア」という歌に服部瞳子味を感じた時にも言ったのだが、

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Pさんはただ与えるのではなく、彼女が自身の力で立ち上がる事を望んだのだ。
自分の明日を掴むためには、他ならぬ自分で歩く覚悟はあるか、と。
その上で更に言う。

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貴女が自分で立ち上がり、歩き続けていくなら、私も共にその道を歩んで行こう、と。

その言葉に、服部瞳子は突き動かされる。

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そしてこの時、彼女の中で何かが動き出したと、私は思っている。

 

僕らの素晴らしい明日はこの手に託された
動き出すよ 何かが今


その時の心の変化を、彼女はデレステ初期Rカードの親愛度演出でこんな風に言っている。

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彼女はどこかで

「自分は悲劇のヒロインなのだ」

と言い聞かせて、諦めた自分から目を背けようとしていたのかもしれない。自分が傷つかないために。
それが悪いとは言わない。だが再びアイドルを目指すのだからそれではダメなのだと彼女は言うのだ。

 

しがみついていたいプライドを

あっけなく丸めて投げ捨てて
新たな足音で 踏みならそう  

 

そんなストイックな服部瞳子だが、時を重ねるうちにしだいに気が付いて行くことがある。
それは彼女にとって苦いはずである過去の経験が、今の彼女の力になっているという事だ。

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モバマスのぷちデレラを育てると見れるエピソードの中で、彼女はこう語っている。

「過去が背中を押してくれている」と。

 

重ねた時よ いつの日にか ヒカレ

 

そしてそうしていくうちに、彼女は気づくのだ。
辛い過去も、彼女の歩んできた道のりであり、遠回りも転んで躓いてきた経験も全て無駄ではなかったのだ、と。
私の担当アイドルの一人、安部菜々も服部瞳子を一緒に参加している大好きなユニット「プレシャスホワイト」が初登場した時、彼女は笑顔で言う。

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この言葉は彼女の一つの転機であり、このユニットで着ていた衣装[エターナルホープデレステに実装された際、彼女はコミュでこんな事も言っている。

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過去の辛かった自分を否定せず、目を背けない。

それが自分の歩いてきた道だと、胸を張って生きるのだと。

 

ありがとう わかってきた すべて意味になるね

 

と、だいぶ早口で語ってきたのだが、少しでも私の気持ちがお分かりいただけただろうか?
そう、だから私は服部瞳子がカバーする「ヒカレ」がめちゃめちゃ聞きたい。
なのでまたjewelyesシリーズのリリースされるのを待っているし、服部瞳子が参加できるようにダイマを欠かさないよう今日も吠え続ける。
つまり結局のところこの一言に尽きるのだ。

 

「ヒカレ」

 

この言葉に関しては、愛すべき我らが服部瞳子担当Pがコミュの中で言っているのだが、いかに優れた宝石といえど荒い原石のままでは輝かない。だからこそ、愛を持ってその原石を加工する職人が必要なのだ。
そしてその職人たちは、願いを込め宝石を磨くはずだ。

 

光れ。誰よりも光れ

 

と。

まあこれは「ヒカレ」の歌詞ではなく「BEYOND THE STARLIGHT 」の歌詞なのだが

 

服部瞳子はまだまだ、輝きを秘めたアイドルだと私は度々言っている。
そしてそれを磨く職人がまだまだ必要だ。
だから、私は今日も願いと祈りを込めて呟く。

――ヒカレ、と。

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