ポプマスこわい(まんじゅうこわい)

最近、配信開始になったアプリがある。

アイドルマスター ポップリンクス」

poplinks.idolmaster-official.jp

 

複数のブランドを持つアイドルマスターシリーズの垣根を越えてアイドルたちが共演する、シリーズのファン(以下プロデューサーという)の中にはまさに待ち望んでいた! という人も多くいる夢のアプリである。
私自身もブランド同士の越境ネタを度々妄想するので待ち望んでいた一人なのだがこのアプリ、リリースしてからある種の話題の種として中々に盛り上がっている。

「交通事故」

元祖アイドルマスターにはじまり、アイドルマスター2、シンデレラガールズ、ミリオンライブ、SideM、シャイニーカラーズなどなど、アイドルマスターシリーズには多くのブランドが存在し、登場するアイドルはゆうに200名を超える。
となると例えば

「シンデレラのアイドルは全員知っているけど、ミリオンのアイドルは知らない」

 

とか、

「女性アイドルは知っているけど、男性アイドルはしらない」

とか、

「765プロのアイドルしか知らない」

「シャイニーカラーズしか知らない」

とかそう言ったプロデューサーたちもまた、ポプマスを通して一同に会する機会が生まれた。それ自体は悪くないし、私も他ブランドは知っていても深くは知っていないそういう感じだった。


だがそれによっておこったのが「今まで知らなかったアイドルの魅力に突然やられる」、通称"交通事故"である。
これによって、パッと見女の子にしか見えない男性アイドルに轢かれる方や、おとなしそうな見た目なのにLIVE中にヒャッハ―するアイドルに轢かれる方など、あげればきりがないほど多数の犠牲者が出ている。

 

その新鮮な悲鳴は他のPたちのお肌を潤し、健康にし、酒の最高の肴としているのだが、同時に彼ら彼女らは思っている。

「私は大丈夫だ」

と。

でも結論から言おう。

全然そんなことはない。

普通自動車免許をお持ちの方は、教習所で言われなかっただろうか?

「自分は大丈夫だと思っていても、事故は起こる」

と。
だからあえてもう一度言おう。

全然、そんなことは、ない。

なぜなら、私もその一人だったからだ。

きっかけは、自分のユニットについてのツイートだった。

 

私が最初に組んだユニットは、ミリマスの最上静香、シャニマスの風野灯織、SideMの神楽麗の3人だった。
というのも、私は主にシンデレラガールズ安部菜々、服部瞳子、夢見りあむを担当しているのだが、残念ながら彼女たちはまだポプマスには実装されていない。
だからここはあえて普段遊んでいないブランドの子たちから顔が好みの子をと組んだのだ。
そう、そして私はこの3人の事をある程度知っていると思っていた。思い込んでいた。

それが間違いだった。

 
このツイートをRTしたミリオンにも詳しい身内の担当Pが呟いたのだ。

「最上静香にはタイムリミットがある」

その言葉が、私の中に静かに打ち込まれていた。
一撃で心臓を貫くような銀の弾丸ではない。
コップの水の中に落ちた一粒のめんつゆのようにかすかに……だが確実にそれはコップの中に染み渡って行った。

私自身、沼る自信があったので深入りはしないようにしないように心掛けていた。

 

 しかし事故は起こる。

 ”好奇心はネコを殺す”とはよく言ったものだが、興味を持った時点でもう時すでに遅し。

 ピクシブ百科の最上静香のページを編集した方は優秀だった。

※この先沼注意

dic.pixiv.net

服部瞳子担当の私に、最上静香が刺さらないわけがなかったのだ。

そして気になった私は無謀にもこんな事も考えていた。

はっきり言って危機管理が全くできていない。

その後も、分かりやすく沼にはまっていく。

 

 そしてそれを見過ごさなかったのが、ミリマスPさんだ。
最上静香を知るなら「月刊サンデー」で連載されていたミリオンライブの漫画が丁度いいと、口をそろえて進めてくる。
電子書籍版もあり、巻数も5巻で読みやすいと懇切丁寧に教えてくださった。

私自身、

電子書籍ならすぐに手に入るし、5巻ならまぁ……」

などと甘い事を考えていた。今思えばあんみつよりも甘かった。

  第二話を読んで持ち直したが、

 

そして読み終わり、結局私の「最上静香はアイドルを続けられるのか?」という疑問はあいまいなまま終わってしまう事になる。
ここからはあれよあれよと、沼っていく。

 ――お分かりいただけただろうか?

こうして私は、見事最上静香沼にはまっていった。
当時の私の様子を、私はこう語っている。

まさか信頼していたはずの身内たちに裏切られるとは……いや、身内だからこそ、私の好みを熟知しておすすめしてくれたのだろう。けして沼に落とすのが楽しくてしかたなかったとかでは、けしてないだろうたぶんきっとおそらく。

現に、今私はめちゃくちゃ楽しい。

いや正直に言えばアプリが一気に増えて担当も増えてしまい自由にできる時間はなくなった。

隙間時間を埋めるはずのポプマスで隙間時間が作れなくなったのだ。

しかしその分だけ楽しさも増えた。

以前、「某大ヒット漫画のブームに『年を取ると新しい事を始めるのがしんどい』と言っていたおじさんを思い出した」という方のブログ記事を読んだことがある。

私がアイマスに出会って、もう何年かが過ぎたし、私もいい年だ。
正直、新しい事を始めるのに億劫になってしまっている面もある。

だけど。

彼女との、最上静香との出合いは、まさに"運命の交差点で出会ってしまった"としか言うほかない。
見つけてしまったら、もう見て見ぬふりはできない。

わたしはポプマスがこわい。
触れてしまったら、もう後戻りができなくなる。
落ちてしまったら、もうあとは落ちていくだけだ。

だけど、楽しい。
だから、楽しい。
私はまだ最上静香の事を少ししか知らない。
最初の疑問もまだ解けていない。
これからそれを知っていける。
そしてまだ私が知らない他のブランドの、そのアイドルたちの魅力に出会える事が、本当に楽しい。

というかもう既に何人かの沼に落ちているし、沼はまだまだ目の前に広がっている。

 
落語でまんじゅうこわいという有名な噺があるので、私もあえて言おう。

私は、これからポプマスで私のシンデレラの担当アイドルたち……安部菜々や服部瞳子、夢見りあむが、新しく担当アイドルとなった最上静香や白石紬、黛冬優子たちと出会い、どんな化学反応を起こすのかを見るのがこわい。

楽しみすぎてどうにかなってしまいそうでこわい。

まだまだポプマスは楽しめる、楽しい、楽しんでいきたい。

私のアイドルマスターは、まだまだ終わりそうもない。

 

 

 

余談になるが、ポプマスを初めて新しく担当になった3人だが、

 

 

 

 

 更に元々の担当までくる

と、運営さんからの連続供給をくらって私はすでに瀕死である。
運営さん加減を……どうぞ加減をおねがいします(嬉しい悲鳴)

あとはもう、

 

ここらで一杯、新規服部瞳子カードがこわい。