諦めないのは苦しい事

最初は本当に信じられなかった。

いつもガチャ更新があるたびに期待しつつも、心のどこかでは少し達観していた。

「あぁ、きっとまだまだ先だろうな」と。

ただでさえ、彼女は他のアイドルよりも歩みがゆっくりだった。

新人アイドル7人以外の全アイドルの中で最もカード枚数が少なかったりした。

「まぁ本当に最後になったりしたら、逆に話題になるかな」くらいには思っていたかもしれない。

 

だけど、違った。

 

f:id:Kita_Tukine:20200112214349p:plain

 

心臓が、止まるかと思った。

いいや、むしろこれはまたいつもの様に幻覚(み)た幻なのかと思った。

でも違った。

本当に、本当に、本当に。

夢じゃなかった。

いいや、夢だった。

私たちの夢だった。

服部瞳子SSRが実装された。

 

 

今まで、何度夢見てきただろう?

 

瞳子さんのSSRは一輪の花のリメイクかな?」

誰かが言っていた。

f:id:Kita_Tukine:20200112215108j:plain

彼女の初めてのSR。

色とりどりの花に囲まれて、花の美しさに負けることなく凛々しく咲き誇った素敵なカード。

モバマスでもデレステでも、彼女のセリフの中で初めて、

 

「アイドルが楽しい」

 

という言葉が聞けた大切な一枚。

あぁそうかもしれない。そうだといいなと思った。

 

 

「エターナルホープが好きだから、その進化版でもいいかも」

その声に何度も何度もうなづいた。

f:id:Kita_Tukine:20200112215337j:plain

一度挫折し、どん底まで落ち込んでいた彼女が再デビューし希望を歌ったSR。

過去を乗り越え…自分の過去を優しく受け入れられるようになった希望のカード。

たくさんの仲間たちから愛を受け取った彼女が、こんどは愛を伝えた素敵な一枚。

そして彼女が最高の仲間たちと出会った、とっておきの衣装。

 

f:id:Kita_Tukine:20200112220427j:plain

「バレンタイン反省会」

そのセリフや想いの強さ、過去から「重い」と言われていた3人が正式に結成したユニット。

登場自体は一度きりで、何度も登場したわけじゃない。

でも、彼女たちの名前は瞬く間に広がった。

面白半分ネタ半分の人もいたかもしれない。

「反省会」っていうネガティブなネーミングが苦手な人もいるかもしれない。

だけど彼女たちのこのつながりは、とても大切な物だったと思っている。

ユニットとしての再登場こそは無かったけれど、それでも彼女たちの確かなつながりは感じられた。

f:id:Kita_Tukine:20200112221221j:plain

[ファッションカウンシル]和久井留美の特訓前では、彼女たちの楽しそうなお茶会の様子が見られる。

f:id:Kita_Tukine:20200112221409p:plain

モバマスのリフレッシュルームでは、お互いを大切に思いあう姿が見れる。

f:id:Kita_Tukine:20200112221837j:plain

3人のプライベートが垣間見れるシンデレラガールズ劇場もあったし、

 

f:id:Kita_Tukine:20200112222051p:plain

[華やぐ記憶]服部瞳子が追加になった時なんて、お祭り騒ぎだった。

f:id:Kita_Tukine:20200112223058j:plain

彼女たちにユニット共通の衣装がでたんだ、とみんなで喜んだりした。

そんな特別なユニットだ。

すこし話がそれてしまったけれど、大事なユニットなので知っていて欲しかった。

 

そしてバレンタイン反省会が登場して、私の初めての担当アイドル「安部菜々を加えたユニットが誕生した。

それが「プレシャスホワイト」f:id:Kita_Tukine:20200113062903j:plain

そしてこの時に来ていた衣装というのがエターナルホープの衣装。

だから私の中でも一二を争う特別な衣装だった。

だから、正直この衣装のリメイクでも最高だと思っていた。

 

 

「流れからして、初期衣装のリメイクかな?」

最近の私も、そう思っていた。

最近恒常SSRで新しく衣装が追加になっていく子たちは、最初にデビューした時に来ていた衣装のリメイクだった。

f:id:Kita_Tukine:20200112225505j:plain

彼女がもう一度一歩を踏み出した時の衣装。

まだアイドルへの再挑戦に不安を抱きながらも破魔矢に願いを込めて歩き出した勇気の衣装。

和風な衣装も彼女には絶対に合うと思っていたので、そうだったとしてもとても嬉しかった。

 

そんな叶うかも不確かだった「もし」「きっと」「そうだといいな」が、ついに形となった。

それが蓋を開けてみれば、だ。

f:id:Kita_Tukine:20200112225942p:plain

特訓前に彼女の趣味でもある熱帯魚観賞を持ってきた。

しかも劇場でその内容を追記してくるのだ。

詳しくは、ぜひ見てほしい。

f:id:Kita_Tukine:20200112230112p:plain

ただ、これだけは言わせてほしい。

私は、前に服部瞳子というアイドルのストーリーを「童話”人魚姫”のようだ」と言っていた事がある。

 

……お分かりいただけただろうか? 私にとってもうこれだけで致命傷だ。

……もうライフがほとんど残っていない。瀕死だ。しんどい。もうむり、やばみ……!

 

そして、彼女のカード名[影に揺れる光]である。

光に揺れる影ではない。影の中に、光なのである。

f:id:Kita_Tukine:20200112230415p:plain

あぁもうバカなの? どれだけ拗らせてるのこれ考えた人ホント怒らないからでてきなさいってレベルだった。

彼女が、過去すらも乗り越えたその事をここまで表現しようとか本当にバカじゃないの?(褒め言葉)

ともかく、もう、ヤバいの一言だ。

そこへ来てこれだ。

f:id:Kita_Tukine:20200112230900p:plain

んんっ!? 顔が良いっ!!

 

ねぇほんとヤバすぎない? 美の化身かよ?って思われて当然のこの表情、衣装、美しい御身足……おみあし……ヤバない?

ともかくとして、恒常イラストでありながらこのイラストと衣装の完成度。

本当に泣くかと思ったてか泣いた、むしろ今も泣いてる……!

本当に、本当にもっと実装されるの後だと思っていたからもう、ほんと…あ”-すき……!

また3Dモデルがね、ほんともう……

f:id:Kita_Tukine:20200112231454p:plain

もう女神でしょ……?

ほんとうもう信じられないくらいこの人美しすぎて泣けてきた……

一輪の花のように花の意匠があり、エターナルホープで願っていたように宝石がこんなにも似合う姿で、そしてシルエットは彼女がなりたかった熱帯魚のよう……

こんなにも完璧なSSR衣装が貰えるなんて、服部瞳子担当はきっと、ものすっごく恵まれている。

 

カード枚数が少ないのがなんだ。

劇場登場回数がすくなかったのがなんだ。

モバマスでアイプロとかアイチャレとかまだまだ登場してないイベントがある?

それがどうした。

もう全てに感謝するしかない。いいや感謝させてほしい。

 

本当に服部瞳子担当は恵まれている。

デレステの服部瞳子のメモリアルコミュを見たことがあるだろうか?

ないなら、ぜひ見てほしい。

彼女と、彼女と出会った貴方が紡ぐ物語を。

とても、とても丁寧に作りこまれている。

大切に、大切に作りこまれている。

シナリオを考えた方には本当に感謝しかない。

服部瞳子というアイドルは、こんなにも大切にしてもらえていると私は信じられる。

 

 

そしてきっと。

こんなに素晴らしい形で彼女がここまでやってこれたのは、私が彼女と出会うよりももっと前から。彼女をプロデュースしてきた人たちがいたからだと、感謝している。

 

その方たちは広大な未開の大地を耕して服部瞳子という種を植えた。

そして種が芽吹くまで諦めず、へこたれず、雨の日も風の日も雪の日も寒い日も負けずに愛情を注ぎ続けた。

その繋いできた想いがこうして今、たくさんの光を浴びて大輪の花を咲かせているのだ。

なんて美しい光景だろうと思う。

 

日課瞳子サーチが、追い付かないくらいに

瞳子さん引けた!」

瞳子さん美しい」

瞳子さん欲しい…!」

「知らなかったけど、瞳子さんめちゃくちゃ顏が良い」

そんな呟きで満たされている。

 

服部瞳子に興味をもってくれて、ありがとう。

服部瞳子を美しいと思ってくれて、ありがとう。

服部瞳子を引きたいと言ってくれてありがとう。

服部瞳子をスカチケ候補にしてくれてありがとう。

服部瞳子が引けなくて悔しいと思ってくれて…不謹慎で申し訳ないけれど、それだけ服部瞳子を想ってくれてすっごく嬉しい、ありがとう。

 

どれだけ感謝の言葉を述べても足りないくらい、ここ数日は喜びと幸せで満ち溢れていた。

こんなにも素晴らしい事があるのだ。

 

…とはいえ、良い事もあれば悪い事だってたくさんあった。

途中、本当に悲しくなった事もある。

だけど、そのたびに私は彼女の言葉を思い出す。

f:id:Kita_Tukine:20180927131826p:plain

f:id:Kita_Tukine:20180927131843p:plain

 

今、私ははっきりと言える。

 

「諦めなくて、良かった」と。

 

最後に。

アイドル「服部瞳子」に関わってくれたすべての方に、最大限の感謝を。