アイドルマスターシンデレラガールズが7周年を迎えるからこそ思う事
まもなく「アイドルマスター シンデレラガールズ」が7周年を迎えるらしい。
らしい、というのは私いわゆる途中参加というやつでリリース当初を知っているわけではないから。
私が初めてプレイしたのは「アイドルマスターシンデレラガール スターライトステージ」のNear To Youのイベントをやっていた頃。あの頃から本格的に触れ始めたわけだけれど、私がデレマスを初めて知ったのはアニメ。アニメのアイドルマスターシンデレラガールズからだった。
当時デレマスの事をさっぱり知らなかった私は、前にアニメ「アイドルマスター」を見たことがあるから、くらいの理由でデレマスを見ていた。あの頃の私に今の私が
「マネージャーを自称して担当アイドルのホームページやWikiを立ち上げるくらい嵌っている」
なんてきっと言っても信じないだろうと思う。本当に、私にとって最初のデレマスはそのくらいだった。
でも私は衝撃を受けた。アイドルマスターシンデレラガールズのアニメ2期…第16話。そう、あの「ウサミン回」と言われるやつだ。
デレマスを全く知らなかった私は最初安部菜々を見て、本当に「きついな」と思っていた。
「永遠の17歳」「ウサミン」「キャハッ」
どれをとっても私の苦手なタイプで、よく初見で見るのを止めなかったなと思うほどだった。まぁ、すぐに考えが変わるわけですが……
あとは、みなさんご存じの通り。未視聴の方は、ぜひ見てほしい。安部菜々がシンデレラガールになれた今だからこそ、見てほしい。
詳しい内容は話さないけど、エンディングを迎えた私は涙と鼻水でぐちゃぐちゃな、それはもう酷い顔だった。安部菜々を見て「きつい」なんて、もう思えなくなっていた。
ともかく、歌って踊れる声優アイドル「ウサミン」は、確実に私の心に刺さっていた。
それから少し間をあけるのだけれど、たまたま広告で見たデレステをダウンロードしてプレイするようになり、唯一覚えていた「ウサミン」という単語から安部菜々にたどり着きスカチケでお迎えしようとするが、叶わず。なぜできないか調べるようになり、安部菜々を深く知り、ずぶずぶと沼にはまっていき、そしてこの動画にいきついた。
衝撃的だった。そして、こんなにも安部菜々を応援している人がいるのだと知った。
そして、私も応援したいと思った。だから、私は安部菜々担当マネージャーを名乗ることにした。当時はモバマスでしか投票ができなかったから、モバマスも始めた。他の安部菜々担当さんたちと協力して、初めての総選挙に挑んだ。第6回シンデレラガール総選挙だ。
必死に、必死になって票をかき集めた。他のアイドルのPさんの些細な言葉に腹を立てたり、中間発表の結果に心折れそうになったり、それでも必死で最後まで頑張った。
だけど夢は叶わなかった。
理由はなんとなく、分かっていた。必死すぎたんだと、思う。
あの時は「第6回」多分、「第7回総選挙」が始まったら、それでシンデレラガールになってもきっと多くの人が言うんじゃないかと思っていた。
「第7回だから、シンデレラガールになれたんでしょ?」
それが、私は嫌だった。そんな理由でなれてもうれしくない。そんな理由なくたって、ウサミンは安部菜々はシンデレラになれる、そう思っていた。だから、本当に必死になりすぎていたんだと思う。総選挙中に「安部菜々担当必死すぎ」なんて声も見た。見ないふりをしていた。だって、担当アイドルをシンデレラにしたいんだから、必死になって当然でしょ? くらいに、斜に構えていた。
だけど、それでも、安部菜々をシンデレラにはできなかった。
そんな人生どん底ぐらいに落ち込んでいた時に目にしたのが関ちゃんPさんたちだった。すごく、すごく楽しそうにされていて、総選挙とか関係なしに楽しそうにされていた。そして、関裕美ちゃんに声が付くことを、本当にうれしそうにされていた。思わず笑ってしまうくらいだった。
だから私も楽しい事をしたいと思った。私だけじゃない、他の人も安部菜々の事を知って好きになってくれる……そんな何かを。
そして気が付いたら、ホームページを作っていて、同じ安部菜々担当の人たちと毎日バカみたいにはしゃいで…正直、総選挙中も色々な事があって、楽しいことだけじゃなかったけど、去年みたいにツライ想いだけはしたくないから、最後まではしゃいではしゃいで、はしゃぎ倒した。他の菜々Pさんたちも。内心どうだったかまではわからないけど、楽しい事、すごい事、いろんな企画をして、盛り上げてくれた。そしてたくさんの方が、菜々ちゃんを応援してくれていた。
そして…
嬉しかった。結果発表があったのは、5月14日のお昼頃。
奇しくも安部菜々の誕生日5月15日の前日で、安部菜々の誕生日に12時を過ぎても解けないシンデレラの魔法をかけてあげることができた。一日中お祝いメッセージやイラストがツイッタ―上に流れて、私はいいねやRTをしながら泣くだけのマシーンと化していた。
[シンデレラガール]安倍菜々
という最高のカードまで貰えて、Trust me や 君への詩 という最高の歌まで頂いた。 凸凹スピードスター という、「しゅがしゅが☆み~ん」のテンションぶち上げユニット曲まで頂いた。あまりの供給過多に、嬉しさのあまりしんでしまうんじゃないかと思うほどだった。
一年間、頑張って本当に良かったと思った。
数日前ににあった、ドームライブを今でも思い出す。7代目シンデレラガールとしてドームに立つ彼女と、彼女の相棒の三宅麻理恵さんの歌う「メルヘンデビュー」
LVだったけれど、あの時LV会場は間違いなくウサミン星だった。それぐらい、たくさんの人がウサミンにコールを送ってくれていた。私も、泣きながらコールをした。
そしてなにより総選挙でもお世話になった菜々Pさんたちが企画してくれた、みんなで贈るフラワースタンド。そしてガラスの靴とティアラ。
最高の企画だったと思う。参加できて、本当に良かったと思う。企画を主催してくれた菜々Pさんや、素敵なイラストを描いてくださった皆さんには、本当に感謝がつきない。
ウサミンは、安部菜々は一つの夢を叶えた。
そして、私にはもう一つの夢ができた。
私がガラスの靴を贈りたいアイドルはもう一人いる。だから、私はまた一年頑張る。
LIVEにしたってまだ参加が決まってすらいない。もっと言えば歌だって、声だってまだだというのに、もう贈るフラワースタンドに使う花も決めている。
「サントリーブルーローズ アプローズ」
それを「夢かなう」に変えた努力の結晶。
「アプローズ」の意味は喝采。夢をあきらめず再び立ち上がった彼女に贈るのに、これ以上の賛美はない。
かつて安部菜々のカードにも描かれた事があるその薔薇は、服部瞳子にもよく似合う。
Co属性でありながら、どこかCu属性のような可愛らしさも併せ持つ服部瞳子にぴったりの、薄いパープルがかったブルーの色合い。
「諦めないのは、苦しい事」
そう言いながらも夢を叶えようとする服部瞳子に、これ以上似合う花を私は知らない。
だから私はいつか服部瞳子に贈りたい。いいや、贈ってみせる。
諦めなくて良かったと言う、彼女と彼女のPさんに心からの喝采を込めて、夢を叶えた薔薇のフラワースタンドと、二度と砕けないガラスの靴を。
もうすぐアイドルマスターシンデレラガールズが7周年を迎える。
そして多分この先、8年、10年と続いて行ってくれると私は信じている。その時に私の二人の担当アイドルが、そしてこれからまた担当になるだろうアイドルたちが、一緒のステージで歌を歌う日を夢見て、途中参加の私ではあるけれどこの言葉を言わせてもらおうと思う。
アイドルマスターシンデレラガールズ、7周年おめでとうございます。